FXとは？
『 Foreign Exchange (フォーリン・エクスチェンジ）』の略で正式には日本語で『 外国為替証拠金取引 』といいます。
日本円→米ドル、米ドル→日本円 へとお金を両替して、その差分で利益を得る資産運用です。
・知っておきたい副業でＦＸを始めるメリットとデメリット
メリット①【手数料がかからない】
外貨預金や株であれば、業者への手数料が発生しますが、FXの手数料は無料の所が多く、余計な出費をしなくてすむ、というのもFXの魅力の1つとなっています。
FX取引では手数料が無料のかわりにスプレッドが設けられています。
取引画面↓
スプレッドとは、売値と買値の差のことで、取引する際は「スプレッド」に応じて実質的なコストを負担しなければなりません。図１のレート（通貨の値段）で買い注文する時は106．800で買い、売り注文する時は106．798で売ることになります。
図１でスプレッドは0.2になっているため、10000通貨を新規で買い注文または売り注文を行おと「10000通貨×0.2銭＝20円」となり20円のコストがかかります。コストは「取引する通貨量×スプレッド」で求めることができます。
FX業者によってスプレッドが違う為、利益を出しやすくするためにはスプレッドが狭い業者を選ぶようにしっかり確認しましょう。
メリット②【少ないお金で始める事が出来る】
例えば株を始める場合、1つ1つは安くてもまとめて購入する必要があるため、最低でも10万、多ければ100万という初期費用が必要になります。
しかしFXの場合、レバレッジと呼ばれるシステムを活用することで、少ないお金で大きな取引をする事が可能です。
例えば1ドルが100円の時に、1万ドル（100万円）分を購入するとします。
単純に考えると、100万円が必要になります。
しかしFXではレバレッジを25倍に設定する事で、たった4万円で取引する事が出来きます。
初心者の方が取引する場合、慣れるまではレバレッジを２倍までに抑えて取引するようにしましょう。FX口座によってはレバレッジの標準値を設定できる口座もありますが、日本のFX口座では、レバレッジを25倍に固定しているところがほとんどで、レバレッジを設定できる口座は非常に少ない為、取引する際は自分で取引額を調整して安全に運用するようにしましょう。
FX業者によって「図2」のように口座状況等に実効レバレッジが表示されている業者もあれば、実行レバレッジの項目がない業者もあるので、自分が実行レバレッジを知りたいときは計算する必要がありますが、私は、取引必要証拠金を確認するようにしています。資産評価額が取引必要証拠金よりも下回らなければ、ロスカットされることがないのでそうしています。
メリット③【24時間取引ができる】
「取引所が開いている時しか取引ができない」株と違い、FXは土日を除いて24時間いつでも取引する事が可能です。世界各国で常に取引が行われているため、時間に縛られず取引が出来るのもFXの大きな魅力と言えるでしょう。
株式投資は平日の日中に取引が行われているのでサラリーマンやOLの方など、仕事をしている人は、株価をチェックしにくいですが、FXなら２４時間取引ができるので朝の出勤前や仕事が終わった後でもゆっくり取引ができ、有益な情報も一般の個人投資家でも簡単に入手しやすいものが多くなっているので安心して取引することができます。
デメリット①【レバレッジで損失が大きくなる】
取引が上手くいっている時は大きな利益を出せますが、相場が逆に動いた時は損失も大きくなってしまいます。現状、レバレッジは25倍までかけられますが、利益が25倍になるということは損失も25倍になる可能性もあると言うことを覚えておいて下さい。無理をしなければ利益を出し続けられるので、FX取引に慣れないうちはレバレッジを抑えて取引するようにしましょう。
・FXを始める前にすること
【自分に合ったFX業者を選び、口座を開設する】
FXの口座開設は、維持費・年会費など費用がかかる事は一切ありません。銀行のように口座開設をするにはお金を少しでも入れておかなければならない、と言う事もありませんので気軽に口座開設をすることができます。申し込む前に「取引手数料」、「スプレッド」、「取引単価」、「スワップポイント」などを確認し、自分に合ったFX業者を選びましょう。初心者の方は「取引単位が10,000通貨」の会社を選ぶよりも「取引単位が1,000通貨」（取引単価が1通貨でもOK）のFX業者を選ぶようにしましょう。取引額を抑えることで精神的な負担も少なく、実際の取引の感覚に慣れていくのに効率がいいと思うのでオススメしています。
［口座開設の流れ］
① FX業者を選ぶ
② HPなどから口座開設を申し込む。
取引規約等の確認・承諾, 名前・連絡先・住所などの入力, その他投資に関する質問の回答する。
↓
本人確認書類 と マイナンバーの画像 or コピーを提出します。提出方法が複数ありますが, 郵送以外なら数分で終わります。
↓
FX業者で審査
↓
口座開設が完了
↓
お金（証拠金）を振り込む
↓
取引開始！
FX業者によって審査や口座開設にかかる時間や方法は異なりますが、ほとんどのFX業者はインターネットを使って口座開設をすることができます。
・FXについての Q＆A
【少額からでも取引は可能ですか？】
可能です！ FXはレバレッジをかけることで、自分が実際に証拠金として入金した金額以上の取引を行う事が出来ます。最小で4000円から取引可能なFX業者もあるので、自分の取引スタイルに合わせてFX業者を選ぶようにしましょう。 なお、証拠金以上に取引が出来るということは、それ以上のリスクが発生するということですから、レバレッジのかけすぎには十分に注意しましょう。
【口座開設するにあたっておススメのFX業者を教えてほしい】 一概にこの会社が良い！と言い切るのは非常に難しいです。 理由としては、各業者それぞれにメリットとデメリットがあり、目的に合わせて取捨選択してFX業者を選ぶ人が多いからです。 実際にデモトレードなどで取引を体験し、画面に触れ、複数の業者と比較しながら自分に合った業者を探してみてはいかがでしょうか。
【口座開設～取引開始までにかかる時間を教えてほしい】 こちらもFX業者によりますが、口座開設まで最短3日～遅くて1週間ほどかかります。申し込み後はFX業者の審査があるため気長に待ちましょう。ただし開設後は入金さえすれば、すぐ取引が開始できます。
【口座開設時に必要なものはありますか？】 本人確認書類やマイナンバーの提出が必要になります。
【スマホで取引する事は出来ますか？】 取引する事が可能です。最近は特にスマホに対応した業者が増えたので、場所を選ばず取引が可能です。 【FXのリスクを教えてください】 どんな投資にも、リスクは必ずついて回ります。 投資の中では比較的少ないお金で始められるFXですが、レバレッジをかける事で証拠金の何十倍もの大きな取引が可能になります。つまり、小さな額で巨額の損失を出してしまうと「ロスカット」される可能性がある為、レバレッジを抑え無理のない取引を心掛けて下さい。
【レバレッジは自分で決められるのですか？】 証拠金は任意の額を入れられますが、レバレッジを自分で決める事は出来ません。 レバレッジは、口座に自分が入金した額（証拠金）と取引している金額の関係性で決められ、計算式はこうなります。 「取引額」÷「証拠金」＝レバレッジ
例えば10万円の証拠金を入金したとして、取引額が100万円とすると、レバレッジは10倍になりますよね。
レバレッジをあまりかけたくない場合は、証拠金を増やすか、取引額を抑えるようにしましょう。
【FXを始めるために必要な初期資金を教えて下さい】 業者ごとに異なった最低取引単位が決められているので、その金額に合う証拠金を用意しなくてはいけません。A社の最低取引単位が1,000通貨だとすると、1,000米ドルの取引をするために必要な証拠金は4,000円になります（1米ドル100円の時）
しかし4,000円の証拠金で1,000米ドルの取引をする場合、レバレッジが25倍と損失のリスクが高まるので、可能な限り最初の証拠金は多くした方が良いと言えます。
【FXの取引が出来る時間帯を教えて下さい】 基本、FXは土日を除いて24時間取引が可能です。 また時間帯ごとに特徴があるのですが、夜21時～0時の間が、最も大きく値動きする時間帯だと言われています。
【FX会社の選び方を教えて下さい】 初心者がFX業者を選ぶポイントをまとめました。 ① スプレッド ⇒ スプレッドが狭い業者を選ぶ事がポイントです。 ② 取引単価 ⇒ リスク回避のためにも小さな額から始められる業者を選びましょう。可能であれば1,000通貨単位で始められる所をおススメします。 ③ 安全な業者 ⇒ まずはFX業者のランキングに入っているような、使用者が多い業者を選ぶようにしましょう。
【FXの口座開設にお金はかかりますか？】 基本的には無料で何個でも口座開設が可能です。そのため複数の口座を持ち、FX業者を使い分けているトレーダーもいらっしゃいます。
【株とFX、どちらがおススメですか？】 FXは株と比べて時間を選ばず、比較的小さな額から取引を始める事が可能です。またシンプルな取引であることから、今から投資を始める方にとっては良い足掛かりになると思います。